昨今、団塊の世代の大量引退や人口減から2025年には廃業が相次ぐと言われている中で、銀行、証券、M&A、コンサルティングファームで急激にニーズが高まっているのが、事業承継、M&Aになります。
入り口の入門試験として使われるケースがあるのがこの金融業務2級事業承継M&Aコースの試験かなと思いますので、直近受験して合格した筆者が試験の短期勉強法を公開して行きたいと思います。
受験にあたって、この試験は、CBT方式というコンピューターで受ける試験となっているので、毎日試験会場が空いている限り受験することが出来ます。しかし、田舎では結構埋まっていたりするので注意が必要です(早めに予約しないと都市圏に行って受けなければなりません)。
注意事項としてコンピューターベースなので試験日も自由に動かすことが出来るのですが、3日前までに変更の手続きをインターネットで行わなければなりません。2日前には画面がロックされてしまうため勉強不足を感じた時は早めの変更手続きをオススメします。受験料が7,000円超と非常に高価であるため、2回の受験は避けたいところです。
なぜ受験する必要化があるか?(心構え)
会社の方針やら上司の趣味やらで受けさせられるケースが大半かと思います。ここは取り敢えず諦めましょう!足掻いてもムダです。基本的に会社で要求される試験に期待してはいけません。あくまで大学受験で言う足切り程度のものです。
この試験で言うと試験に受かる=事業承継やM&Aを理解するにはなりません(→ここが大事!笑)。正直あんまり役には立ちません。
これを理解して『受かるため』だけの勉強を効率よく行って行きましょう。
実務的には、ケースバイケースで学んだ方が実践力が付きます。
勉強時間
先ずは、試験問題集を買いましょう。コレ必須です。合格のために試験代以外に一般社団法人金融財政事情研究会に支払いが必要なイメージです笑
アマゾン等から買えますので必ず最新のものを入手して下さい。以下にアマゾンのリンクを載せておきますのでクリックして飛んで購入して下さい。
*最新のものにこだわる理由は、税制の改正への対応が必要であるためです。
ちなみにこの問題集を3周やれば受かります。この問題集の内容をすべて理解していれば85点程度の点数は、取れます。ここが勉強するにあたってのベースになろうかと思います。因みに合格点は70点なので70点/85点なので82%の正答率が必要となるのでそこそこ丸暗記レベルでの学習が必要となる結構痺れる試験です(解答も覚える必要あり)。
しかし結局のところ上記の通り受かればいいのですから他の問題集には絶対に浮気しないで下さい。事業承継は税制を中心に奥が深いのでなおさら深みにハマるので注意して下さい。
以上の内容を効率よく行って平日毎日2時間✕4日+土日5時間✕2日程度で合格出来ると思います。子育て世代など時間が取れない方は、ロングスパンでの取り組みが大切となるので、復習を必ず取り入れ試験に望むようにして下さい(短期集中がオススメな試験です)。
結論:ガチ集中時間:20時間程度(軽いゲームのロープレならクリア出来るレベルの投下時間が必要です)
勉強の仕方
- 問題集を解く
- わからないところをインターネットで調べる
- 翌日は、前日の復習から始める
- もう一周する✕2回
以上4点が勉強方法になります。問題集の解き方のポイントについて以下で解説して行きます。
次に問題集を解くにあたってのコツを書いて行きたいと思います。わからない言葉は必ずインターネットで調べること。インターネットに載っていない言葉は、出題されませんってか問題集上登場しないので安心して下さい。手元にスマホかPCを持って勉強することをオススメします。また事業承継は特に見慣れない言葉で界隈が溢れかえっているため、勉強にあったっても呪文の解読が必要となります。必ず調べてから先に進むようにして下さい。
相続時精算課税制度、納税猶予制度、遺留分など中国語かってくらい漢字用語が多くとっつきにくいのが障壁の一つとなっているので注意が必要です。
また非常に大切なことなのですが、敢えてなのか第1章の事業承継関連税制等にやたらその呪文のような用語が飛び交います。したがって個人的なオススメは、第2章から勉強を始めることをオススメします。本当に1章から始めると挫折する場合があると思う(会社がやれって言っているので挫折出来ませんが笑)のでご注意下さい。インターネット検索だけで勉強時間取られることになると思います。
『計算問題は確実に覚えろ!』です。式がそのまま出ます。覚えましょう!得点源です。落としたら確実に落ちます。遺留分のほか法定相続人の割合や相続時の課税金額の計算など受験時には一番最初に解き始めてもいいレベルで数字以外同じ問題が出ます。落とさないようにしましょう。
最後に

勉強すればすぐに受かります。ちょっとの努力が会社の期待に応えた形で実になるケースが多いので取り敢えず受かっちゃいましょう。そんな気持ちで取り組むことをオススメします。初めて勉強法系のブログを書きましたが、この記事へのアクセスがそこそこあれば、ガチ解説編を書いて行きたいと思います。
ガチ解説編では、本記事内でインターネットで調べて下さいと記載したところを網羅的に当サイトにて把握出来るような記事を作成して行きます(完全なる本試験の攻略サイト)。
それでは受験者さん頑張って下さい!
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